SBIから最安コストの「日本高配当株式ファンド」が登場!

投資信託

2023年11月17日、SBIグローバルアセットマネジメント株式会社より、国内株式ファンドではコストが最安クラスである「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」が登場しました。

信託報酬は最安クラスで、有名な米国高配当株式ファンド(VYM、HDV、SPYD)にも引けを取りません。

2023年11月19日時点での最新情報を解説していきます。

概要・特徴

当ファンドを2023年12月4日より募集開始し、2023年12月12日に設定・運用を開始する。

当ファンドは、愛称に「SBI日本シリーズ」を冠するファンドの1つで、2023年11月13日より募集を開始した「SBI日本国債(分配)ファンド(年4回決算型) 愛称:SBI日本シリーズ-日本国債(分配)」に続くファンドになります。

新NISAでは成長投資枠での取り扱いが可能となっています。

構成銘柄

現時点で、構成銘柄に関する発表はありません。

銘柄選定には、配当利回りに着目するとしています。

また、配当利回りだけでなく、「高水準のインカムゲイン」と「中長期的な値上がり益」の獲得によるトータル・リターンの追及を目指して運用を行っていくとしています。

この方針は、9月7日より運用が開始されたアクティブETFである➀三菱UFJ国際投信「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)」や②野村アセットマネジメント「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」と同じです。

➀では、構成銘柄数は30銘柄であり、セクター別でみると、鉄鋼・保険・銀行・海運など、バリュー銘柄が多く含まれているため、当ファンドも似たような構成銘柄になる可能性があります。

MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)については、MAXIS高配当日本株アクティブETF(2085)を紹介!で詳しく解説しているため参考にしてください。

②では、構成銘柄数は100銘柄であり、セクター別にみると、建設・銀行・電気機器が上位となっており、➀と同じく銀行セクターは上位に組み込まれていますが、鉄鋼・保険はともに4%程度と比率が低くなっています。

NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)については、NF 日本高配当株アクティブETF(2084)の特徴を紹介!で詳しく解説しているため参考にしてください。

※比較で出した2つのファンドはETFです

分配金

毎年1月、4月、7月、10月の年4回の決算時に分配金を支払うことを目指しています。

分配金の支払い月についても、先に挙げたMAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)と同様です。

信託報酬(手数料)

信託報酬(手数料)は、年率0.099%(税込)と、国内株式に投資する追加型ファンドとしては最も低い運用管理費用となっています。

有名な米国高配当ETFであるVYMは年間経費率(≒信託報酬)0.06%、HDVは0.07%、SPYDは0.08%です。

投資信託は一般的にETFより経費率(手数料)が高くなりやすいですが、投資信託で信託報酬(手数料)が0.099%というのは非常に安い水準です。

信託報酬は、投資信託を保有している間にかかる手数料で、運用管理費用や管理手数料とも呼ばれます。ただし、手数料と言っても直接的に支払うものではありません。投資信託運用期間中に信託財産の中から間接的に日割りで差し引かれます。

仮に当ファンドを100万円、1年間運用したとすると、100万円×0.099%=年間990円となります。かなり格安です。

ポイント

当ファンドと特徴が似ているアクティブETF2つと比較しました。

構成銘柄数は、NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)が100銘柄と分散が効いています。上位セクターは、高配当はバリュー銘柄が多いため、各ファンドで似ているところがあります。予想分配利回りは、高配当をうたうだけあり4%以上となっており、MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)が約5%と一番高くなっています。

そんな中、当ファンドは構成銘柄・上位セクター・予想分配利回りともに未定ですが、信託報酬は投資信託でありながら0.1%を下回っており非常に格安。アクティブETF2つと比較すると約4倍安くなっています。

同じような構成銘柄、分配利回りであれば、信託報酬が安い方が中長期的なトータルリターンに差がついていきます。信託報酬がなぜ大事なのかについては、【eMAXIS Slim 全米株式】が低コストで運用開始!で解説しているので参考にしてください。

今後、新しい情報だ出てき次第、最新情報をアップしていきます。

以上です!投資の参考になればうれしいです!

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