今回は、20年以上の連続増配で有名な、三菱HCキャピタルについて紹介します!
概要
企業情報
証券コード:8593
銘柄名:三菱HCキャピタル
決算:3月
業種:その他金融業
特徴:MUFGの一角。2021年4月に三菱UFJリースと日立キャピタルが統合。リース業首位級。その他に、中古機械の買取・販売、環境・エネルギー事業、開業・海外進出のサポート、建物リース、その他のサービスなど、様々な事業を営む。
基本情報
主市場:東証プライム
時価総額:1兆3582億円
主要指数採用:JPX日経400、日経300、TOPIX
東証33業種:その他の金融業
株価指標
株価(8/29現在):925.9円
PER(株価収益率):11.1倍
PBR(株価純資産倍率):0.84倍
ROE(自己資本利益率):8.20%
売上高営業利益率:7.32%
海外売上高比率:32.61%
配当利回り:4.00%
配当方針:2023~2025年度中期経営計画の期間中、配当性向は40%以上をめざす。株主還元は
配当によって行うことを基本とし、利益成長を通じて配当総額を持続的に高めていく方針。
権利落ち日:3月末、9月末
株主優待:なし
<ポイント>
24年連続増配!今期も増配予定となっています。
配当方針では、配当性向40%を明言しており、これだけ長期的に増配しても配当性向が40%前後となっているため、利益成長をしながら増配するという、利用的な増配の仕方をしています。
PBRは1倍を下回っていますが、株主還元は配当によって行うことを基本方針としているため、自社株買いなどで自己資本を減らしていくことができません。これにより、株価上げていく必要があるため、その方法としてさらなる増配が期待されます。
業績
通期業績は、売上高・営業利益・経常利益が非開示となっています。最終利益・修正一株利益はともに3.2%増益の予想となっており、過去最高を更新する見通しです。
第1四半期決算では、売上高は3.6%増収となりましたが、業利益・経常利益はともに10%減益となっています。しかし、最終利益は9.6%、修正1株利益は9.5%増益となっており、評価がしにくい増強となっています。
決算資料を見ると、経常利益が減益となった理由は、欧米子会社を中心とした営業活動推進にともなう経費の増加、米州の市況悪化による影響とされています。
そんな市況状況の先行きが不透明ななかで、不動産会社の完全子会社化にともなう、特別利益の計上により純利益が増益となったようです。
また、今期の業績予想に対する進捗率は、29.3%と発表されています。
まとめ
今回は、三菱HCキャピタルについて紹介しました。
24年連続増配であり、今期も増配予定。第1四半期時点の現状は営業利益が減益になっていますが、純利益は増益であり、通期業績でも修正1株利益が増益・過去最高を更新する見通しです。
配当は純利益から捻出されるため、現在の進捗率が29%であることを考えると、配当の増額修正の可能性もあります。
海外売上高比率も30%を超えているため、昨今の円安による影響も受けやすく、日本銀行のYCC修正による金利収入の拡大も見込めるため、業績に追い風となると思われます。
株価も、一単元あたり10万円以下で購入できるため、手が出しやすいのも魅力です。
以上です。
ここまで見ていただいてありがとうございました!
高配当株について、配当方針や業績など一目でわかるように載せているので、ほかの銘柄についてもみていただいて、高配当株の選定に役立てていただけると幸いです。
また見に来てください!
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