円安や物価高が根付いてきてきており、賃金は上がっていないため、大変な思いをしている方も多いと思います。
そんな中、インフレに強く、配当ももらえ、グルメも楽しめたら、少しは楽になると思いませんか?
今回は、上記のような楽しみがある、高配当・株主優待で有名であり、インフレに強い不動産株であるヒューリックについて紹介します!!
また、先日、2025年度から株主優待の対象を変更すると発表したので、同時に紹介します。
概要
企業情報
証券コード:3003
銘柄名:ヒューリック
決算:12月
業種名:不動産業
特徴:首都圏約90%の高需要ビル、約7割が最寄駅から徒歩5分以内のオフィスビルを中心に好物件を所有。市場平均空室率が6.4%に対し、ヒューリックは0.9%と安定した収益を保っている。
基本情報
主市場:東証プライム
時価総額:1兆94億円
主要指数採用:JPX日経400、日経300、TOPIX
東証33業種:不動産業
株価指標
株価(9/2現在):1314.5円
PER(株価収益率):11.6倍
PBR(株価純資産倍率):1.37倍
ROE(自己資本利益率):11.90%
売上高営業利益率:24.10%
海外売上高比率:ー
<ポイント>
PER、PBRは株価の上昇に伴い割安感が薄れてきています。
ですが、ROEは11.90%、売上高営業利益率は24.10%と、かなりの高収益企業です。
配当利回り:3.50%
還元方針:中期経営期間(フェーズⅡ:2023-2025年)、配当を中心とし、配当性向目標を40%以上
中期経営計画(2020-2029年)策定時、2008年上場以来毎年増配。2022年に配当性向40%程度まで段階的に引き上げる方針。それに対し、第2四半期決算説明資料では、中計フェーズⅡの配当性向目標を40%以上としています。今期も4円の増配を予定しています。
権利落ち日:6月末、12月末
株主優待:あり(12月) 保有期間に応じてカタログギフトがいただける
業績
通期業績は、売上高は非開示ですが、営業利益は11.0%増、経常利益は7.1%増、最終利益・修正1株利益は9.3%増と増益予想になっています。
第2四半期決算では、売上高が昨年同期比で49.2%減収、営業利益は15.7%増、経常利益は4.7%増、最終利益・修正1株利益は18%増の減収・増益になりました。
決算説明資料では、不動産事業で706億円の減収となっているようですが、営業利益でみると、不動産事業で56億円の増益となっているようです。
昨今の資源価格の高騰による利益の圧迫が懸念されますが、ヒューリックはいち早く再生可能エネルギーへの投資を始めています。2029年には、全保有建物(エネルギー管理権限を有さない一棟貸、住宅系、非幹事共有物件と販売用不動産を除く)の使用電力を100%再エネ化すると目標をたてています。
再生可能エネルギーで使用電力を賄えるようになると、コストが削減され、利益率の向上につながります。
日本の人口推移をみると、地方都市では人口が減少していますが、東京都は3.9%増加しています。
さらに、コロナ禍が落ち着いてきて、テレワークを実施しない企業が63%程度に増えています。それにより東京都への人流の回復が見込まれています。
また、ヒューリックは空室率が1.0%以下を安定的に維持しています。
以上から、東京都内の人口増加・東京都への人流回復・空室率の低さにより、安定的な事業の成長が見込まれています。
株主優待変更の内容
・現在ある「保有期間3年未満の短期優待」ならびに「保有期間3年以上の長期優待」を
「保有期間2年以上の優待」に統一し、優待内容は長期優待を継承する
・3単元(300株)を同じ株主番号で遡って2年以上継続保有していた場合に6,000円相当
(3,000円×2点)のカタログギフトを贈呈
・3単元(300株)以上の保有が2年未満の株主に対する3,000円相当のカタログギフトの贈呈は廃止
・2025年12月31日基準日より実施。2023年12月31日の基準日、及び、2024年12月31日の基準日は現行の株主優待制度を継続する。
<ポイント>
3年未満・3年以上という括りがなくなり、2年以上に統一され、2年未満・3000円のカタログギフトは廃止されます。ただし、すぐに変更されるわけではなく、2025年度から変更される予定です。
そのため、2023年度中に購入すると、2023年・2024年はそれぞれ3000円のカタログギフトがいただけ、2025年からは6000円のカタログギフトがいただけることになります!
2024年に購入すると、2024年は3000円のカタログギフトがいただけますが、2025年は株主優待がなく、2026年からいただけることになってしまいます。
そのため、株主優待目当てで購入を検討されている方は、2023年度中に購入している方がお得です!!
まとめ
今回は、インフレに強い不動産業で、高配当・株主優待が魅力のヒューリックを紹介しました。
配当については、上場以来で増配を続けており、株主還元意識が高いです。
また、株主優待については、保有期間によって2種類あったものが一つになりました。2025年度から変更となりますが、株主優待目当てで購入を検討している方は、2023年度中に購入しておくことをおすすめします。
長期で配当・株主優待を受け続けられる、こんな時代だからこそおすすめできる優良銘柄です。ぜひ、ご検討ください。
以上です。
このブログでは、新NISAに向けて高配当株への投資に興味があるけど、目忙しくて銘柄を分析している余裕がない。会社の概要や業績をサクッとみて、分析にあまり時間をかけたくない。
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資産運用を始めたてで、高配当株の分析・選定に悩んでいる方はでひ参考にしてみてください。
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