10月に入って日経平均株価が急落しています。そんななか、好業績の銘柄もつられて安くなっているため、押し目買いのチャンスが到来したと考えられます。今回は、好業績のロート製薬(4527)の株価指標・株主優待・業績動向について解説していきます。
基本情報
ロート製薬は、一般用医薬品の目薬で世界首位。「肌研」が急成長しスキンケア部門も柱に。アジアなど海外にも積極的に進出している会社です。
企業の情報:ロート製薬株式会社|公式企業サイト (rohto.co.jp)
主要指数採用:JPX日経400、TOPIX
株価指標(10/6現在)
PER・PBRからは割高感があります。しかし、ROE13.60%、売上高営業利益率14.23%とかなりの高収益企業であることがわかります。海外売上高比率も43.53%と高く、昨今の円安による増益効果も期待できます。
配当金
安定的かつ継続的に還元、業績に応じた配当を行うことを基本方針としています。
配当利回りは0.66%とかなり低めですが、過去10年間では連続増配となっています。
株主優待
100株以上保有の株主には、初年度から自社通販製品の割引とココロートパークで使用できる500ポイントがいただけます。さらに、長期保有特典として、3年以上では自社製品3,000円相当もいただけます。
ココロートパークでは、200ポイントから交換できる製品があります。自社製品としては、目薬や化粧水、洗顔料、日焼け止めクリームなどがいただけるようです。
業績動向
2024年3月期の通期業績は、売上高・利益ともに増収増益であり、過去最高を更新する見通しです。それに伴い2円の増配を予定しています。第1四半期決算では、売上高・利益ともに2桁増収・増益となっており、経常利益・最終利益・修正一株利益は過去最高となっています。売上高営業利益率も18.5%と高利益率ですね。
決算説明資料では、コロナ5類移行に伴う行動制限が緩和による経済活動の回復、インバウンド需要の回復により、大幅増収。利益面でも大幅な増収に加え原価率の改善や販管費の効率的活用に努めた結果、全ての利益段階で大幅な増益。売上・各利益段階で第1四半期で過去最高を更新。国内だけでなく、アジア・アメリカ・ヨーロッパのすべてで大幅な増収・増益となっています。
第1四半期時点で進捗率32.2%と好調であり、通期業績を第1四半期の上振れ分のみ上方修正しました。それも国内・アジアの上振れ分のみのため、中間決算以降でも上方修正の可能性があります。
ポイント
株価指標的には割高感がありますが、ROE・営業利益率は高く、売上高・利益は過去最高を更新する見通し。それに加え、第1四半期決算時点で上方修正を出しているため、かなり強気です。
上方修正は国内・アジアの上振れ分のみのため、中間決算以降でも上方修正が続く可能性があります。
それに伴い株価の上昇が期待されるだけでなく、配当金は連続増配を続けており、3月には株主優待もいただける、非常に魅力的な銘柄です。
以上です!投資の参考になればうれしいです!
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