ローソン(2651)中間決算解説 上方修正と増配を発表

2023年10月13日、コンビニ大手のローソン(2651)が中間決算を発表し、同時に通期業績の上方修正と配当金の増配も発表しました。

決算の内容、通期業績見通し、株価指標、配当金について解説していきます。

基本情報

ローソンは、三菱商事子会社のコンビニ大手。中国など海外でも展開。スーパー「成城石井」や映画館も運営している会社です。

企業の情報:会社情報|ローソン公式サイト (lawson.co.jp)

主要指数採用:JPX日経400、日経300、TOPIX

中間決算

中間決算では、売上高・利益ともに増収増益。営業利益に至っては前年同期比2.1倍になっており、経常利益以外は過去最高を更新しています。累計では、売上高・利益ともに2桁の増収増益になっており、進捗率は68%と高水準です。

決算説明資料では、国内コンビニエンスストア事業はマーケティング施策効果店舗理想形改装効果及び人流回復などにより既存店売上高が増収、経費がコントロール出来たことも奏功し増益。また、海外事業が昨年の中国のロックダウンの影響による赤字から黒字転換し大幅な増益、エンタテインメント関連事業が好調に推移し増益となったことから、連結でも増益となりました。

通期業績見通し

2024年2月期の通期業績は、上方修正がされており、売上高・利益ともに増収増益、売上高・営業利益は過去最高を更新する見通しです。

上方修正の理由としては、国内コンビニエンスストア事業のローソン単体の売上が堅調に推移した一方、電気代負担が当初の予想を下回りました。加えて、海外事業・エンタテインメント関連事業の好調を主要因として前回公表計画を上回りました。2023年度下期についても、ローソン単体における電気代負担が引き続き当初の予想を下回る見通しであることが理由とのことです。

株価指標(10/14現在)

PER的にはやや割安な水準。ROEは12.4%と高水準であり、高収益企業であることがわかります。

通期業績の上方修正に伴い、配当金も大幅に増配しており、それに伴って配当利回りは3.5%となり、高配当となりました。

配当金

過去10年間の配当金の推移です。

コロナショックにより国内・海外事業に大打撃があった2020年度に年150円に減配しています。

そこからは150円を維持しており、今期2024年2月期は85円の大増配を発表しました。

また、配当方針も変更しており、年200円を下限とした上で、連結配当性向50%を目標として配当金を支払うことを基本方針としています。

ポイント

株価指標的にはやや割安感があり、足もとの業績は好調に推移しており、通期業績も上方修正の見通し。配当金は大増配を計画しており、下限配当も設定しているため安心感があります。

来期以降も国内事業は好調に推移することが予想されているため、今後も株価の上昇や配当金の増配に期待できる銘柄です。

以上です!投資の参考になればうれしいです!

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