ライオン(4912)配当金・株主優待・業績について解説

中間決算でギャップアップし、直近株価下落中のライオン(4912)の株価指標・配当金の推移・株主優待・業績について解説していきます。

基本情報

ライオンは、家庭用品大手で歯磨き等オーラルケアで国内首位。ハンドソープの「キレイキレイ」や薬品「バファリン」などを販売している会社です。

企業の情報:LION | ライオン株式会社

主要指数採用:JPX日経400、日経300、TOPIX

株価指標(10/8現在)

2022年ウクライナ問題などによって原材料やエネルギー価格が高騰しており、化学セクターは利益率が悪くなっています。それに伴って、PER・PBR的にはやや割高感がでています。

ただし、ROEや営業利益率は平均程度であり、海外売上高比率は3割あるため、円安の恩恵を少なからず受けることができます。

また、1単元(100株)が20万円以下であり、株主優待制度も導入されているのは魅力的です。

配当金

過去10年間の配当金の推移です。

米中貿易摩擦やコロナショックなど、日経平均株価が暴落する場面がありましたが、ライオンは過去10年以上非減配であり、明言はしていませんが実質累進配当となっています。

株主優待

1単元(100株)以上保有で、12月に日用品セットがいただけます。すべて合わせると約3,000円相当の優待品です。毎日使うものもあるため使い勝手がいいですね。

業績

2023年12月期の通期業績は、売上高は増収ですが、利益は2桁減益の見通しとなっています。中間決算では、売上高・営業利益は増収増益となりましたが、経常利益から先は減益となっています。

決算説明資料では、売上高は海外事業が牽引し、タイ・中国が大幅に伸営業利益は原材料価格影響本社移転に伴う一時費用新基幹システム償却費等により対前年では減益となりました。

原材料価格は、2022年第4四半期時点で一番高騰しており、そこからは下がってきています。そのため、原材料価格の影響は、下期には増益要因に転じる見通しであり、引き続き、販売促進の効率化やコストダウン等に注力していくとのことでした。

ポイント

化学セクターはここ数年、原材料価格の影響で利益が減少してきています。ライオンも原材料価格の影響を受け、利益からみるPERではやや割高感があります。

昨年から利益を落とす見通しですが、配当金は維持しています。さらに、過去10年以上非減配であるため安心感がありますね。

原材料価格は減少してきているため、下期には増益要因に転換する見通しとのことでした。ここから化学セクターの巻き返しがあるかもしれません。

配当金と株主優待を受け取りながら下期からの巻き返しに期待しましょう。

以上です!投資の参考になればうれしいです!

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