マネックスグループ(8698) 累進配当を発表

10月4日に、マネックスグループ(8698)がNTTドコモと本資本業務提携を締結。さらに株主還元策の変更を発表しました。翌日の株式市場では、マネックスグループは17.89%も値上がりしストップ高となりました。そんな、マネックスグループの株価指標・業績動向・株主還元策について解説していきます。

基本情報

マネックスグループは、ネット証券大手で、その他、金融や信託も展開している会社です。子会社に仮想通貨関連のコインチェックを抱えています。

企業の情報:ホーム | マネックスグループ株式会社 (monexgroup.jp)

主要指数採用:JPX日経400、TOPIX

株価指標(10/5現在)

PER・PBR的には少し割高感があります。しかし、株価は1,000未満であり、最低投資価格は6万円台と個人投資家でも買いやすい水準です。

また、10月4日には、株主還元に関する基本方針の変更についてのお知らせを発表し、一株当たり配当金の下限を年15円から年30円へと2倍に引き上げました。また、当期利益の50%が30円を超えた時は、当期利益の50%を配当の下限とするとのことです。なお、配当の増額は、期間限定の特別配当ではなく、普通配当の大幅増額を実行するとしています。

従来の予想配当利回りは2.44%でしたが、今回発表された増額修正により、株価が急騰したにも関わらず、配当利回り4.5%程度とかなりの高配当となる予想です。

業績動向

2024年3月期の通期業績はすべて非開示となっています。一昨年が過去最高の売上高・利益となっており、昨年は大きく利益を落としていました。今期の第1四半期決算では、売上高は2桁増収、利益は2.6倍とかなり好調に推移しています。このままの水準でいけば、売上高・利益ともに昨年を上回る可能性が高いです。

決算説明資料では、株式市場の活況等に伴い日本セグメントは増収増益となり、米国セグメントも引き続き好調に推移。暗号資産市場は回復基調にあるも、前四半期のIEO関連収益の剥落により収益は前四半期比で減少したとしています。

そして、今後、NTTドコモとの協業により、従来の成長曲線をはるかに超えた非連続的な成長が可能となり、現在の利益水準を大きく超える成長を目指す。本件株式譲渡により得られた資金を用い、成長投資を積極的に行い、アセットマネジメントモデルのさらなる進化を目指すとしています。

ポイント

株価指標的には割高感がありますが、NTTドコモとの本資本業務提携により業績が伸びることが予想され、株主還元策変更に伴い配当金の増額修正も発表されました。配当金の下限を設定しており、累進配当となります。仮に年間配当金が30円だとすると配当利回り4.5%程度となり、今後利益成長により当期利益の50%が30円を超えると、さらに増額修正されるため配当利回りが大幅に上昇することになります。

マネックス証券を利用している方は、保有株数に応じてポイントが付与され、100株でも年間100ポイントいただけるため、配当と株主優待により、効率よく資産形成ができるようになるでしょう。

以上です!投資の参考になればうれしいです!

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