ベネッセHD(9783) MBOで上場廃止 最後の株主優待

株主優待

2023年11月10日、ベネッセホールディングス(9783)が中間決算発表と同時に、MBO(マネジメント・バイアウト)を発表しました。MBOは2月に予定されています。その結果、2024年3月期の期末配当は無配、株主優待は廃止となりました。

※MBOとは、企業の事業部門や子会社等の責任者や従業員が,事業の継続性を前提に本体企業から株式等を買い取り,経営権を得て独立する手法のこと

ベネッセホールディングスの株主優待は3月、9月にそれぞれ権利があり、年2回自社グループ商品のカタログギフトがいただけました。私は、ベネッセホールディングスの株式を一単元(100株)保有しており、年2回のカタログギフトを楽しみにしていたので悲しいです。

9月権利分はいただけたので、一応、こんなのがあったんだという程度で紹介します。

株主優待

このように、1番~26番までの好きな商品を1つ選択し応募する形でした。

1番~14番は、ベネッセの本業である教育環境の商品。15番~20番は、ベネッセが運営する「ベネッセハウス」というホテルに関連した商品。21番~26番は、たまひよの内祝の商品がいただけました。

25番(カタログギフト「プルミエ サージュ」、26番(デジタルカタログギフト「HARMONICK e-book」は、通常のカタログギフトであり、ベネッセホールディングスのカタログギフトで違う会社のカタログギフトがいただける仕組みになっていました。

まとめ

ベネッセホールディングスは、通信教育大手の「進研ゼミ」で有名であり、学校向けや塾など国内教育が柱となっていました。そのほか介護・保育事業も展開していました。直近の業績は、昨今の少子化により国内教育事業が伸び悩んでいました。

それにより、創業家が欧州ファンドEQTと組み、2024年2月上旬を目途に1株を2,600円で株式公開買い付けを行うことで一度上場廃止とし、事業を立て直す方向になったとのことでした。

株主優待は、年2回カタログギフトがいただけて非常に良い優待であったため、上場廃止は残念で仕方がありません。しかし、上場廃止後に事業環境が整い、業績が回復してきたら再上場となる可能性も少なくありません。そうなれば、株主優待も復活するかもしれないですね。

また、過去の業績が気になる方は、【ベネッセホールディングス(9783)】年2回の株主優待!で解説しているので参照ください。

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