ゼンショーHD(7550) 2024年3月 海外1万店へ

牛丼チェーン「すき家」を運営しているゼンショーホールディングス(7550)が、2024年3月期末に海外店舗数を国内外食業界で初となる1万店規模に拡大します。新規出店や海外企業買収で達成し、国内店舗数の約2倍になるようです。

株価指標・配当金推移・株主優待・業績動向について解説していきます。

基本情報

ゼンショーホールディングスは、外食最大手。牛丼「すき家」が主力で、はま寿司、ココスなどを展開している会社です。近年ではロッテリアを買収しています。海外M&Aに積極的です。

企業の情報:ゼンショーホールディングス ZENSHO

主要指数採用:JPX日経400、日経300、TOPIX

株価指標(10/7現在)

PER・PBR的には割高感があります。最低投資価格も高く手が出しづらい状況です。

ROEは12%台と高く収益性があります。海外売上高比率もここ数年で高まっており、約2割を海外で稼いでいる状況です。

配当利回りは低いですが、インカムを狙うより、企業価値の成長による株価上昇=キャピタルゲインを狙う銘柄かなと思います。株主優待制度は魅力です。

配当金

過去10年間の配当金の推移です。

2015年に無配に転落しましたが、そこからは実質的な累進配当(減配せず維持・増配を継続)となっています。

今期は業績が好調であるため、前期から16円の大増配となっています。

株主優待

保有株数に応じて、ゼンショーグループの各店「すき家」や「はま寿司」などで利用できる割引優待券がいただけます。

また、優待券を返送すると、3,000円につき、「すき家 牛丼の具」などと代替が可能です。

業績動向

2024年3月期の通期業績は、売上高・利益ともに増収増益となり過去最高を更新する見通しです。第1四半期決算でも増収増益、過去最高を更新しています。営業利益に至っては昨年同期比3.6倍と大幅に伸びています。進捗率は24.7%とまずまずです。

決算説明資料では、ウクライナ情勢の長期化による原材料・エネルギー価格の高止まりにより不透明な状況が続きましたが、新型コロナウイルス感染症における行動制限の撤廃に伴い、経済活動の正常化による人流の回復や個人消費の持ち直しがあり、外食事業ついては、ご家族やグループでのご利用が増えるなど需要の高まりが見られたとのことでした。

ポイント

株価指標的には割高感があり、値がさなので手が出しづらい状況です。しかし、新規出店数は年々増加しており、海外M&Aにも積極的で、2024年3月期末には海外で1万店に到達するとされているため、今後も世界中で効率よく収益を上げ続ける銘柄だと思います。

株主優待を利用しながら、株価の成長を狙っていく銘柄ですね。

以上です!投資の参考になればうれしいです!

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