【NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)】9月7日より解禁!最新のアクティブETFについて解説!

アクティブ運用型ETF(Exchange Traded Fund=上場投資信託)が2023年6月に解禁され、東京証券取引に3社6ETFが新規上場し、9月7日より運用がスタートされました!

上場が承認された6本は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する「PBR1倍割れ解消推進ETF(2080)」、「政策保有解消推進ETF(2081)」、「投資家経営者一心同体ETF(2082)」。そして、野村アセットマネジメントが運用する「NEXT FUNDS 日本成長株アクティブ上場投信(2083)」、「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」。それに加え、三菱UFJ国際投信が運用する「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)」の6本です!

3回目となる今回は、野村アセットマネジメントが運用する「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」について解説します!

結論

少額で100銘柄に分散投資ができる

・配当利回りは4%程度で、分配金は1月・4月・7月・10月の年4回

・分配金だけでなく、値上がり益も狙える

・経費率(信託報酬)は、他ETFより少し高い

概要

NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)について

ファンドの詳細:NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084) | NEXT FUNDS

特徴

配当利回りに着目し、高水準のインカムゲインと中長期的な値上がり益の獲得によるトータル・リターンの追求を目指す。

銘柄選定は、日本の上場株式で時価総額上位約1,000銘柄を対象にします。

そのなかから、予想配当利回り業績動向増配可能性の3つの要素を考慮し、評価が高い上位100銘柄を選定する方針です!

分配金支払いは、毎年1月、4月、7月、10月の各7日(年4回) ※初回は2024年1月7日なので注意!!

構成銘柄

参考ポートフォリオをみると、建設・銀行・電気機器が上位となっていますが、あくまでもETFの運用方針に沿って選定された銘柄であるため、実際に組み入れられているかはわかりません。

以前ご紹介した三菱UFJ国際投信が運用する「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)」の組み入れ銘柄の例では、鉄鋼・保険・銀行セクターが上位となっています。しかし、当ファンドでは、銀行セクターは上位に入っていますが、鉄鋼・保険はともに4%程度と比率が低くなっています。

メリット

予想配当利回りが4%で、年4回分配金がいただける

 MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)と同様に、1月・4月・7月・10月の年4回分配があり、当ファンドは配当等収益から諸経費を差し引いた額を全額分配する方針となっています!個別株からの配当が比較的少ない時期に分配金がいただけるため非常にうれしいです!

少額で100銘柄に分散投資ができる

 一口2,000円程度で、100銘柄に分散投資ができます!

 以前紹介したMAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)は構成銘柄が30銘柄しかなかったため、より分散が効いていることになります!

値上がり益も狙える

 当ファンドの銘柄選定方法は、配当利回りだけでなく、業績動向と増配可能性を考慮しています! さらに、そもそも日本の上場株式の時価総額上位1,000銘柄という大企業から選定しているため、海外投資家からの資金も入りやすく、中長期的に値上がり益も狙えます!

デメリット

元本割れがある

 株式の価格は、株式市場全体の動向のほか、発行企業の業績や業績に対する市場の見通しなどの影響を受けて変動します。組入株式の価格の下落は、基準価額の下落要因となります。そのため、投資元本が保証されているものではなく、基準価額等の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。

他ETFと比較し信託報酬が高い

 当ファンドの信託報酬は年率0.5225%(税抜0.475%)です。ライバルである三菱UFJ国際投信が運用する「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信」の信託報酬は年率0.4125%(税抜0.375%)と、   約0.1%の差になっています。

たった0.1%ではありますが、両方に100万円を投資していた場合、

当ファンド:100万円×0.5225%=年間5,225円

MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信:100万円×0.4125%=年間4,125円 になります。

それこそ、たった1,000円の差ですが、分配金で再投資をした際、

当ファンドが2株しか購入できないのに対して、MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信は8株購入できることになります。そのため、2つのファンドを比較すると、当ファンドの方が分配金再投資による複利効果が効きにくいことになります。それにより、中長期的なパフォーマンスに影響が出てくる可能性があります。

まとめ

今回は、9月7日から運用が開始されたアクティブETFである「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」について解説しました!

今後、他のアクティブETFも解説していきます!

当記事が投資の参考になれば幸いです!

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