【MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)】9月7日より解禁!話題のアクティブETFについて解説!

アクティブ運用型ETF(Exchange Traded Fund=上場投資信託)が2023年6月に解禁され、東京証券取引に3社6ETFが新規上場し、9月7日より運用がスタートされました!

上場が承認された6本は、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用する「PBR1倍割れ解消推進ETF(2080)」、「政策保有解消推進ETF(2081)」、「投資家経営者一心同体ETF(2082)」。そして、野村アセットマネジメントが運用する「NEXT FUNDS 日本成長株アクティブ上場投信(2083)」、「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」。それに加え、三菱UFJ国際投信が運用する「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)」の6本です!

今回は、三菱UFJ国際投信が運用する「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信(2085)」について解説します!

結論

・予想配当利回りが5%程度の高配当

・時価総額が大きい大型株が7割以上を占める

割安で収益性の高い企業30銘柄で構成

・経費率(信託報酬)が年率0.4125%と比較的低い

概要

MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信について

ファンドの詳細:182085_2308.pdf (mufg.jp)

特徴

株式の配当利回りの高い企業は、高いキャッシュフローを生み出す収益基盤を持つなど、将来の収
益獲得が期待されることから、当該企業への投資を通じて、中長期的な値上がり益の獲得および配当収益の確保を目指す。

構成銘柄

構成銘柄数は30銘柄!予想配当利回りは5.0%の高配当となっています!

セクター別でみると、鉄鋼・保険・銀行・海運など、バリュー銘柄が多く含まれます!

30銘柄のモデルポートフォリオでは、ROEが12.4%と高収益であり、PERは11.8倍、PBRは0.8倍と 割安な銘柄が多く採用されているようです!

メリット

予想配当利回りが5.0%を超え、年4回の分配がある

 配当利回りは、日本と米国の株式・債券・リートのどれと比較しても一番高いです!

 また、1月・4月・7月・10月の年4回分配があり、当ファンドは配当等収益から諸経費を差し引いた額を全額分配する方針となっています!日本株は3月・12月決算企業が多く、配当金の支払いは中間・期末配当の年2回であることが多いです。そのため、当ファンドは個別株からの配当が比較的少ない時期に分配金がいただけるため非常にうれしいです!

高収益で割安な銘柄に分散投資ができる

 東証からPBR是正勧告が出されましたが、PBR1倍を目指すだけではなく、ROEの目標も8.0%を目安にしています。

 当ファンドのポートフォリオは、ROEが12%を超えており非常に高収益であることがわかります。そのうえ、PBRが0.8倍となっているため、割安感があります。そのため、今後PBR1倍を達成するために、さらなる株主還元による株価の上昇が見込め、株価の上昇に伴い当ファンドの基準価格の上昇につながることが予想されます!

 また、一口500円程度で購入できるため、少額からこれらの優良銘柄に分散投資ができるため、非常に便利です!

大型株が多く、値動きが比較的小さく安定している

 大型株は時価総額が高く、一日の売買代金も大きくなり流動性が保たれているため、値動きが安定しやすい特徴があります。もちろん、リーマンショックやコロナショックなどで大きく株価が落ちる場面はあると思いますが、安定して分配金を受け取ることができると考えられます。

経費率(信託報酬)が比較的小さい

 インデックス運用は指数に連動することが特徴で信託報酬は低く設定できますが、アクティブ運用はファンドマネージャーが保有銘柄の選定・入れ替えをしているため、信託報酬が高くなりがちです。

 ただし、高配当株に着目したアクティブETFである「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信」の信託報酬は年率0.5225%(税抜0.475%)ですが、当ファンドの信託報酬は0.4125% (0.375%)と低く設定されています!

デメリット

元本割れがある

 株式の価格は、株式市場全体の動向のほか、発行企業の業績や業績に対する市場の見通しなどの影響を受けて変動します。組入株式の価格の下落は、基準価額の下落要因となります。そのため、投資元本が保証されているものではなく、基準価額等の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。

構成銘柄が30銘柄なので分散が小さい

 1銘柄が50%ほど大きく下落した際、構成銘柄が100銘柄あれば、1銘柄の保有割合は1%なので、0.5%分の下げ要因になります。構成銘柄が30銘柄であれば、1銘柄の保有割合は約3%なので、1.5%の下げ要因になります。

 この例であれば、構成銘柄が30銘柄だった場合、100銘柄と比較し3倍の下落インパクトがあるということになります。

 そのため、構成銘柄が比較的少ないため、ボラティリティが高くなることに注意が必要です。

インデックスファンドと比較し信託報酬が高い

 東証プライムに上場している企業で構成されるTOPIXに連動するETFで、ブラックロックが運用する「iシェアーズ・コア TOPIX ETF」は年率0.0495%(税抜0.0450%)とかなり低いです。

 当ファンドは、他のアクティブETFと比較すると信託報酬が低いですが、インデックスファンドと比較すると、約9倍高く設定されているため注意が必要です。

まとめ

今回は、9月7日から運用が開始されたアクティブETFである「MAXIS高配当日本株アクティブ上場投信」について解説しました!

今後、他のアクティブETFも解説していきます!

当記事が投資の参考になれば幸いです!

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