【三菱UFJフィナンシャル・グループ(東証:8306)】メガバンクの一角!割安高配当の筆頭銘柄!業績について解説!

2023年8月現在、ドル円145円台と歴史的な円安に加え、物価高により家計が圧迫されています。このようなインフレでは”もの”の価値が上がることため、相対的に通貨の価値が下がってしまいます。今のような時代では株式や不動産、金など、インフレに強い資産を持っておくことが重要です。

さらに、日本銀行がYCCの修正(実質的な政策金利の修正)に動き出したことで、国債の金利が上昇し銀行業や保険業など、金融関係の企業に追い風になっています。

そこで、今回は知っている方も多く、実際に利用している方も多い、日本を代表する企業である三菱UFJフィナンシャル・グループについて紹介します!!

目次

  • 企業情報
  • 基本情報
  • 株価指標
  • 業績
  • まとめ

企業情報

証券コード:8306

銘柄名:(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ

業種(セクター):銀行業

決算:3月

特徴:国内メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)の一角。銀行、信託、証券、カードなど幅広く展開している。米国の金融機関であるモルガン・スタンレーの筆頭株主で、持ち分法適用会社となっている。

基本情報

主市場:東証プライム

時価総額:約14兆円(大手銀行 時価総額順位 1/12社

主要指数採用:日経225、TOPIX、TOPIX100

東証33業種:銀行業

<ポイント>

大手銀行の時価総額順位で1位となっており、約14兆円ととんでもない大企業です。

また主要な指数に採用されており、指数連動の投資信託やETFにも組み入れられることで、投資資金が入りやすくなっています。

株価指標

株価:1136.5円(8/25現在)

PER(株価収益率):10.05倍

PBR(株価純資産倍率):0.76倍

ROE:(自己資本利益率):6.50%

配当利回り:3.61%(3期連続増配!2009年から非減配!)

配当方針:利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的・持続的な増加を基本方針とし、2023年度までに配当性向40%への累進的な引き上げをめざす

権利落ち日:3月末、9月末

株主優待:なし

<ポイント>

昨今の日本株高により株価が上がってしまい、PER・配当利回り的には割安感が薄れてきています。

ただし、未だ、PBRは1倍を大きく下回っており、東証のPBR是正勧告により、良い影響を受ける余地が残されています。

今期は3期連続の増配、なんと2009年から非減配と累進配当を掲げており株主還元意識の高い企業といえます。

業績

今期(2024.03)の通期業績は、売上高・営業利益・経常利益は未開示ですが、最終利益・修正1株利益は過去最高を更新する見通し。それに伴い1株配当も増配が発表されています。

さらに、すでに発表されている第1四半期決算では、売上高は前年同期比28%増、経常利益は2.8倍増、最終利益は4.9倍増、修正1株利益は5.1倍増と、通期業績に対して良い進捗となっています。

まとめ

今回は三菱UFJフィナンシャル・グループについて紹介しました。

株価指標では、昨今の日本株高により株価が上昇しているにも関わらず、PBR1倍割れに加え、配当利回りも3.61%と高配当を維持しています。

また、業績面では、修正1株利益が46.4円と良い進捗でありました。単純に4倍すると185.6円となり、企業の配当方針として、配当性向40%以上への累進的な引き上げを目指すと明言していることから、さらなる増配の可能性も秘めています。

インフレや日本銀行の金融政策修正、東証のPBR1倍是正勧告など、追い風になる要素が多いため、良い銘柄であると考えています。

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