【東京海上ホールディングス(東証:8766)】連続増配!円安による恩恵も!

今回は、時価総額が大きく、海外で効率的に稼ぎながら、10期連続増配予定。積極的な株主還元が魅力の東京海上ホールディングスについて紹介します。

概要

企業情報

証券コード:8766

銘柄名:東京海上ホールディングス

決算:3月

業種名:保険業

特徴:メガ損保で首位。東京海上日動が主体。海外事業は積極的なM&Aで急拡大。保険料収入は5兆円超え。順調な事業拡大と利益成長、高い資本効率を実現している。

東京海上ホールディングス – To Be a Good Company – (tokiomarinehd.com)

基本情報

主市場:東証プライム

時価総額:6兆5342億円

主要指数採用:JPX400、日経225、日経300、TOPIX、TOPIX100

東証33業種:保険業

株価指標

株価(9/3現在):3263.0円

PER(株価収益率):12.2倍

PBR(株価純資産倍率):1.63倍

ROE(自己資本利益率):12.5%

売上高営業利益率:ー

海外売上高比率:47.98%

配当利回り:3.71%

還元方針:配当を株主還元の基本と位置付け、利益成長に応じて持続的に高める方針。自己株式取得はESR水準やM&Aパイプライン、事業環境、ROEターゲット等を総合的に勘案して、機動的に実施する方針。配当性向40%から50%に変更。自社株買いは、2013年・2015年を除いて、過去10年で8回行っている。

権利落ち日:3月末、9月末

株主優待:なし

<ポイント>

PER・PBR的には割安感はそこまでない。

配当性向を50%に引き上げており10期連続増配。実質累進配当であり、自社株買いはほとんど毎年行っているため、株主還元意識が非常に高い

ROEは12%と事業の効率性も高く非の打ち所がない銘柄。

金融関連のため、3月の米国シリコンバレーバンク破綻、直近ではビックモーター問題によって、株価が高値から10%以上下落することもある。しかし、影響は一時的であり、その後は時間がかかりながらも株価が戻ってきているため、年に数回、押し目拾いのチャンスが何度かある。

業績

通期業績は、売上高・営業利益は非開示ですが、経常利益・最終利益・修正1株利益は40%以上の増益予想となっています。いずれも過去最高を更新する見通しです。

第1四半期決算では、売上高は12.5%増収、経常利益・最終利益は微減益、修正1株利益は0.5%増益となりました。

決算説明資料によると、国内外の自然災害北米キャピタルロス(株式や債券などの資産価格の下落)、国内損保の円安影響により利益が圧迫されたとのことです。

しかし、国内損保による増収火災保険の収益改善海外事業が好調なことで増益となりました。

また、事業別収益でみると、海外で54%も利益を上げており、為替変動のグループへの影響をみると、円安による純利益への影響は軽微であることがわかります。そのため、海外事業が順調であると、その分純利益の増益要因になります。

まとめ

今回は、株主還元意識の高い、日本を代表する巨大企業、東京海上ホールディングスについて紹介しました。

配当性向を50%に引き上げ、10年連続増配予定。さらに、自社株買いも検討しており、まだまだ株主還元を高めています。

業績面では、第1四半期の進捗率は25%とまずまず順調であり、通期業績は過去最高を更新する見通しです。

金融銘柄は、○○ショックと呼ばれるような金融システム不安があると株価が下がりやすい傾向にあります。今年も3月・7月と10%以上も下落する場面がありましたが、ゆっくりと株価は戻してきています。現在、高値を試す展開でありますが、配当利回りは3.5%以上であり高配当です。年に数回ある株価下落局面で積極的に狙うことが重要ですね。

以上です。

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