【小松製作所(東証:6301)】円安による恩恵あり!

今回は、建設機械世界2位。海外売上高比率が高く、円安による恩恵が受けられる小松製作所(東証:6301)について紹介します!

忙しくて、なかなか企業の株価指標や業績について分析する時間がない方。また、時間をかけず内容をサクッと見たいという方。そのような方々に向けて、指標や業績を端的にわかりやすく載せています。ぜひ参考にしてみてください。

概要

企業情報

証券コード:6301

銘柄名:コマツ

決算:3月

業種名:機械

特徴:建設機械で世界2位。海外売上高比率80割を超える、海外で活躍する日本を代表する企業。建設機械の販売だけでなく、レンタルや中古車の買取・販売、運転のトレーニングや日常点検の指導も行っている。

コマツ 企業サイト (komatsu.jp)

基本情報

主市場:東証プライム

時価総額:4兆924億円

主要指数採用:JPX日経400、日経225、日経300、TOPIX、TOPIX100

東証33業種:機械

株価指標

株価(9/1現在):4204円

PER(株価収益率):13.3倍

PBR(株価純資産倍率):1.46倍

ROE(自己資本利益率):13.70%

売上高営業利益率:13.85%

海外売上高比率:88.45%

配当利回り:3.31%

株主還元方針:成長への投資を主体としながら、株主還元(自社株買いを含む)とのバランスをとる。連結配当性向を40%以上とする。

権利落ち日:3月末、9月末

株主優待:あり

自社製品のオリジナルミニチュア(非売品)。基準日(毎年3月31日)に300株以上保有、かつ、保有期間が3年以上になる株主に進呈。

業績

通期業績は、全世界の景気減速の影響が反映されています。売上高は4.6%減収、営業利益は横ばいですが、経常利益・最終利益・修正1株利益はいずれも8%前後の減益の見通しとなっています。

ただし、配当金は維持する方針となっています。

通期予想に対して、第1四半期決算では、売上高が前年同期比で17.8%増収、営業利益は57.1%増益、経常利益・最終利益・修正1株利益は31.0%増益と大幅な増収・増益になりました。

決算説明資料を見てみると、

販売価格の改善(値上げ)為替のプラス影響が寄与したことで増収・増益となったとのこと。

さらに、地域別にみると、CIS(ロシアなど)と中国を除いて、全地域で売上高が増加したと発表しています。

また、為替の影響については、1ドル136.4円で計算されています。9/1現在、1ドル145.4円であるため、このまま円安が続けば、値上げと円安により通期業績の上方修正の可能性もありますね。

仮に通期業績が上方修正されれば、配当性向40%以上を掲げていることから、配当の増額修正もあるかもしれません。

まとめ

今回は、小松製作所について紹介しました。

今期の通期業績は、減収・減益の見通しでした。しかし、第1四半期決算では、昨年同期比で二桁の増収・増益を発表しました。その要因は、販売価格の改善(値上げ)と為替(円安)にょる影響とのことでした。地域別にみると、ほとんどの地域で増収・増益となっています。

現在、中国経済の減速が生じており、中国関連企業の業績下振れリスクがあります。しかし、小松製作所の決算資料では、中国の売上高比率は、全体の2%とされており、中国経済の減速による悪影響は比較的小さくなると予想されます。

配当利回りは3%程度と比較的低くなっていますが、時価総額が4兆円を超す大企業で安心感があり、通期業績の上方修正、配当の増額・増配の可能性があるため、狙ってみてもいいのではないでしょうか。

以上です。

ここまで見ていただいてありがとうございました!

高配当株について、配当方針や業績など一目でわかるように載せているので、ほかの銘柄についてもみていただいて、高配当株の選定に役立てていただけると幸いです。

また見に来てください!

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