今回は、先日紹介した新指数「日経連続増配株指数」に採用された、リコーリースについて紹介します!
概要
企業情報
証券コード:8566
銘柄名:リコーリース
決算:3月
業種名:その他金融業
特徴:複事務機器・光学機器などを製造するメーカーであるリコー系列。リース・ファイナンス事業、集金代行や投資事業など幅広く営む。みずほリースと資本業務提携。
トップ | リコーリース株式会社 (r-lease.co.jp)
基本情報
主市場:東証プライム
時価総額:1334億円
主要指数採用:TOPIX
東証33業種:その他の金融業
株価指標
株価(8/30現在):4270円
PER(株価収益率):9.1倍
PBR(株価純資産倍率):0.62倍
ROE(自己資本利益率):7.20%
売上高営業利益率:7.11%
配当利回り:3.51%
配当方針:中期経営計画の目標として、従来の配当性向30%から35%を目安に変更。
権利落ち日:3月末、9月末
株主優待:あり
100株保有の場合では、保有年数に応じてQUOカードを進呈。1年未満で3000円相当、2年目には4000円相当、3年以上で500円相当がもらえます。うれしい長期保有特典です。
また、300株以上保有では、カタログギフトがもらえ、こちらも長期保有特典があります。カタログギフトは、食料品、雑貨、QUOカードなどからお好きな商品を1点お選びいただけるとのことです。
業績
通期業績は、売上高が2.4%増収になりますが、営業利益や修正一株利益は3.0%程度の減益となる見通しです。ただし、利益については昨年が過去最高であり、今期は昨年には劣りますが、一昨年よりは増益になっているため悪くはない数字といえます。
第1四半期決算では、売上高は昨年同期比で1.5%増収となりました。しかし、営業利益・経常利益は昨年同期比で23%減益、最終利益・修正1株利益は80%減益と、大幅な減益になっています。
こちらも、昨年の第1四半期が大幅な増益であったことから、今期の減益幅が大きくなっている印象です。
減益の要因については、減損処理による投資有価証券評価損(特別損失)を計上したことによる影響と発表されています。特別損失は、最終利益に計上されます。そのため、最終利益・修正1株利益の大幅な減益として表されていますが、本業で稼いだ利益を表す営業利益も二桁減益となっているため、評価が分かれるところです。
ただし、第1四半期の経常利益は25.5%と良い進捗率です。また、通期予想の配当性向も32.1%と、配当方針である35%目安よりも低くなっています。そのため、減配のリスクは少ないと考えられます。
まとめ
今回は、リコーリースについて紹介しました。
連続増配を着実に実施してきており、今期も増配の予定です。さらに、今期は配当性向を従来の30%から35%に引き上げています。
今期の通期利益は減益の見通しですが、進捗率は計画通りです。通期の配当性向も32.1%と低めであるため減配のリスクは少ないと考えられます。また、株主優待制度を導入しており、長期保有特典もあります。
配当利回りも3.51%と高配当であるため、減益により株価が下がった時に積極的に狙い、配当と優待の両方を受け取り続けると、中長期で高い利回りを享受できると思います。
以上です。
ここまで見ていただいてありがとうございました!
高配当株について、配当方針や業績など一目でわかるように載せているので、ほかの銘柄についてもみていただいて、高配当株の選定に役立てていただけると幸いです。
また見に来てください!
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