【ニチモウ(東証:8091)】配当性向引き上げで増配を続ける方針!業績・配当について解説!

今回は、配当性向30%を意識し増配を続けていくことを発表したニチモウについて紹介します!!

企業情報

証券コード:8091

銘柄名:ニチモウ

業種(セクター):卸売業

決算:3月

特徴:「浜から食卓までを網羅し繋ぐ」水産専門商社。食品事業・海洋事業・機械事業・資材事業・バイオティックス事業・物流事業を営む。

ニチモウとは?〜浜から食卓までを網羅し繋ぐ〜 | ニチモウ株式会社 (nichimo.co.jp)

基本情報

主市場:東証プライム

時価総額:152億円

主要指数採用:TOPIX

東証33業種:卸売業

<ポイント>

時価総額は小さめだが、新中期経営計画により注目を集めている。

株価指標

株価(8/26現在):3945円

PER(株価収益率):6.6倍

PBR(株価純資産倍率):0.63倍

ROE(自己資本利益率):11.10%

配当利回り:4.56%

配当方針:配当性向が10%台前半と東証一部平均(約30%と認識)と比べて低いので、
第137期中期経営計画(2023年3月期~)から段階的に配当性向30%に引き上げ
株主還元策を積極化

権利落ち日:3月末、9月末

株主優待:なし

業績

通期業績は、売上高・利益ともに増収・増益の予想。先述した通り、配当性向を30%に引き上げる方針のため、配当金は20円の大増配が発表されています。

しかし、第1四半期決算では、売上高は微増でしたが、利益は昨年同期比で2桁減益となっています。

企業の発表としては、「海洋事業は増益だが、食品・機械・資材など他の事業の原価上昇や市況低迷などで減益」としていますが、期初計画の進捗は予定通りと発表しています。

まとめ

配当方針の変更に伴い、年初来から株価は41%も上昇しました。しかし、PER・PBRはかなり割安な水準であり、ROEも高く、配当利回りも4%を大きく上回っています。

第1四半期決算では、昨年同期比で減益となりましたが、進捗は予定通りであり、通期予想に変更はありませんでした。減益の発表により株価は少しヨコヨコの展開になっているため、押し目で狙ってみてもおもしろい状況といえるかもしれません。

ただし、今回の減益は、原価上昇が原因であるとのことです。現在は、日銀の政策金利修正が発表されてからも高水準の円安が続いているため、原価の高止まりにより利益が圧迫される可能性もあるため、業績の下方修正には注意したいところです。

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