【トヨタ自動車(東証:7203)】決算・業績見通しを解説!

日本企業の時価総額最大のトヨタ自動車(トヨタ)

昨年はコロナによる半導体不足・サプライチェーン(部品などの供給網)の混乱により、需要はあるのに生産できない状態で、売上高は過去最高ながら、利益は伸び悩みました。

しかし、2023年に入ってから、半導体不足・サプライチェーンの解消により生産台数が増加しています!また、ドル円は円安水準を維持しており、トヨタのように海外へ輸出して稼いでいる企業にとっては利益の押し上げ要因となっています!

そんな、トヨタ自動車の第1四半期決算、2024年3月期の通期見通しについて解説します!

企業情報

トヨタ自動車(東証:7203)は、4輪世界首位。国内シェア3割超えの日本を代表する自動車メーカーです。日野・ダイハツを傘下に持ち、SUBARU・マツダ・スズキと業務提携しています。

Webサイト:トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト (global.toyota)

株価指標(9/18現在)

株価:2821.5円

時価総額:46兆327億円

PER:14.8倍

PBR:1.26倍

配当利回り:2.13%(今期予想配当未定のため直近の配当金60円で計算)

配当権利落ち:3月末、9月末

配当金の推移は上図の通りで、コロナがきつく利益が圧迫された際も配当金を維持しており、明言はしていないものの実質累進配当となっています!

第1四半期決算

第1四半期決算では、売上高・利益ともに二桁の増収・増益となり、過去最高を更新しました!売上高営業利益率も10%を超えています!

連結販売台数は、昨年同期比15.5%の伸びになりました!

日本・北米(アメリカなど)・欧州・アジア・その他の地域のすべてで販売台数が伸びています!

営業利益は5,422億円増加しており、そのうち、1150億円が円安による増益になっています!

通期業績見通し

通期業績は、売上高が2.3%増収、営業利益が10.1増益、その他の利益も増益の見通しになっています!予想通りであれば、売上高・営業利益は過去最高を更新する見通しです!

また、修正一株配当については、トヨタは来期の業績予想を開示する際に配当の予想は開示しておりません。特に業績や配当性向の変更があるわけではなく、いつも発表していないので安心してください!

第1四半期決算の時点で、営業利益は日本企業初の1兆円超えを達成!進捗率は33%となっていますが、通期業績の上方修正は発表されていません。中国市場の減速に伴う販売台数の減少を見込んでいるようですね。

ただし、会社の予想為替レートでは、1ドル137円、1ユーロ150円を予想しています。現在(9/18)は、1ドル147円、1ユーロ157円と、現在の水準よりも低めに見積もっているため、このまま円安が続けば通期業績の上方修正に期待がかかります!

まとめ

通期業績に対し、第1四半期決算時点での進捗率が33%、さらに円安による営業利益の押し上げ効果を考えると、次の第2四半期決算では通期業績の上方修正をする可能性が高いと思います!

そうなれば、市況が悪く短期的には株価の下落はあるかもしれませんが、まだまだ上昇する可能性があると考えていますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います!

コメント

タイトルとURLをコピーしました